マリンピア神戸「さかなの学校」に“釣り堀”が登場 獲る→調理まで体験9月10日にオープン

» 2022年08月19日 11時10分 公開

 兵庫ベンダ工業(兵庫県姫路市)が運営する海洋水産技術研究所は、マリンピア神戸内にある水産体験学習館「さかなの学校」(神戸市)に、「KAIKENの釣り堀」を9月10日にオープンすると発表した。食と学びをテーマにした釣りが楽しめる体験型教育施設として展開する。

釣り堀 「KAIKENの釣り堀」(出所:プレスリリース、以下同)

 同研究所では、海に関心を持つ人を増やしたい、海をもっと身近に感じてほしい、という思いから「釣り」に着目。KAIKENの釣り堀では、コミュニケーションを取りながら、「観察する」「知る」「釣る」「調理する」「食べる」を通じて、生態系の循環を意識しながら自然と共生する大切さを学ぶ場を提供する。

釣り堀 「観察する」「知る」「獲る」「調理する」「食べる」ことを学ぶ

 「アジ・サバ」水槽と、「未利用魚・低利用魚(市場にあまり出回らない魚)」水槽のどちらかを選ぶ仕様とし、仕掛けがセットされた本格的な釣り竿と、エサ・バケツを用意。釣りに慣れない人向けに、モニター(水槽Live)を見ながらタイミングを合わせて釣り上げられるようにした。釣った魚は、施設内で食べることも可能とした。

釣り堀 水槽は2種類を用意する

 営業時間は、午前10時〜午後5時で、料金は1800円。釣れない場合でも2匹は提供する。そのほかのアクティビティとして、水中ドローン体験やライブ映像モニタリングシステムも用意した。

 同研究所は、「ここでの経験を通じて、海や川へ釣りに出かけたり、たまにはスーパーで丸魚(まるざかな)を買って自宅での調理にトライするきっかけにしてほしい」としている。

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