FIREを実現するために実行していることについて聞くと、一番多かったのが「投資」(64.2%)であり、「特になし」(38.0%)、「貯蓄」(36.2%)と続いた。
「FIRE」をするために実行していること(出所:プレスリリース)
男女別に見ると、男女ともに「投資」が最多となっているものの、男性の方が女性を35.5ポイント上回っており、資産運用を積極的に行っている様子がうかがえる。また、女性は「特になし」と回答している人が全体の38.0%を上回り、男性ほど実際に行動に移している人は多くない。
世代別に見ると、「20代」「30代」の「投資」の割合が、「40代」「50代」よりも高く、若年性ほどFIRE実現に向け金融資産の運用に積極的なことがうかがえる結果となった。
また、年収別で見てみると、「500万円以上」での「投資」の割合が8割前後となっており、資金に余裕がある年収層においては、FIRE実現に向け資産運用している様子が表れる結果となった。
調査は2022年5月23〜26日に、800人を対象に行った。
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