22年上半期のカタカナ検索TOP5 3位「サブスク」、2位「エッセンシャルワーカー」、1位は?ヤフーが調査

» 2022年08月21日 08時30分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフーは、2022年1〜5月に「〇〇とは」と検索されたカタカナ語とアルファベット語について分析し、それぞれランキング化した。アルファベットの検索キーワード1位は「nato」、カタカナの検索キーワード1位は「プロパガンダ」という結果になった。

ヤフーは「〇〇とは」と検索されたカタカナ語とアルファベット語について分析しランキング化した(画像はイメージ、ゲッティイメージズ)

 アルファベットの検索上位を見ると、「nato」に続き「sdgs」「nft」「adhd」「sns」というキーワードが続いた。「nato」(北大西洋条約機構)は2月のロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、連日ニュースで取り沙汰された。「sdgs」(持続可能な開発目標)、「nft」(非代替性トークン)、「adhd」(注意欠陥多動性障害)など、メディアでよく目にするキーワードが上位に入る。

アルファベットのみのキーワード上位(プレスリリースより、以下同)

 カタカナの検索上位では、「プロパガンダ」に続き、「エッセンシャルワーカー」「サブスクリプション」「メタバース」「デフォルト」が続いた。

 プロパガンダは一般的に「思想や教義を宣伝すること」と定義される。コロナ禍でよく耳にする言葉となったエッセンシャルワーカーは、医療や福祉、保育、物流など社会の根幹を支える労働者を指す。サブスクリプション(定期購読・継続購入)やメタバース(インターネット上の仮想空間)、デフォルト(債務不履行、初期設定)など、新たに登場するサービスや技術、社会の関心を反映するキーワードが並ぶ。

カタカナのみのキーワード上位

 検索上位の1000キーワードの内訳を調べたところ、カタカナのみのキーワードが4割、アルファベットのみが1割という結果になった。男女別に見ると、カタカナのキーワード検索は男性42%、女性43%でほぼ変わらず、アルファベットの検索で男性9%、女性5%で若干の差があった。

男性のみに現れたアルファベットのみのキーワード

 どういうキーワードで差が生まれているのか、男性のみに出現したアルファベットのキーワードを調べたところ、「rpa」「csr」「cfd」といったITビジネスや投資に関する用語が多く見られた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.