消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
ライズ・スクウェア(大阪府八尾市)は、「ランチミーティングに関する意識調査」を実施した。ランチミーティングが嫌いな人は68.0%と過半数を占めた。嫌いな理由を聞いたところ、1位は「ゆっくり休憩・食事したい」(38.8%)だった。
以下、「食事中は仕事を忘れたい」(17.9%)、「会議も食事も中途半端になる」(12.4%)と続く。
回答者からは、「緊張してご飯が美味しくないから」(24歳男性、アパレル会社の企画職)、「休憩時間くらいは一人になりたいし仕事から離れたい」(36歳女性、工場の事務職)、「食事しながらミーティングすると集中できない。食べながら喋るのは行儀が悪く、大人として恥ずかしく感じる」(40歳男性、自動車機器メーカーの管理職)などの声が聞かれた。
一方、好きな理由の1位は「リラックスして発言できる」(56.9%)だった。2位「上司・同僚と交流できる」(15.6%)、3位「時間を有効活用できる」(8.1%)と続く。
具体的には、「上司のスケジュールは埋まっていることが多いので、ミーティングしながら食事も済ませられれば上司も『その方がありがたい』という感じ」(27歳女性、Web関連企業の営業職)、「通常のミーティングよりもリラックスした状態でできる」(31歳男性、外資系アパレルの店長)、「ランチの時間が決まっているのでミーティング自体が長引かない」(35歳女性、アプリ制作会社の営業事務)などの声が多かった。
ランチミーティングの場所を尋ねたところ、「社外の飲食店」(50.0%)と 「社内の会議室」(43.4%)が上位を占めた。
社外の飲食店は「会社近くのレストラン」や「取引先近くのカフェ」「取引先である飲食店」などが挙がった。
ランチミーティングの費用負担は、「会社または上司」が53.4%、自腹が46.6%となった。費用が会社・上司もちの人でも、ランチミーティングは嫌いな人は67.8%だった。費用が会社負担でも、できればやりたくないと感じている人が多いことが分かった。
調査は、 ランチミーティングをしたことがある男女を対象に、インターネットで行った。期間は7月19〜24日、有効回答数は500人(女性283人、男性217人)。
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