JR東日本(JR東)は9月14日から、鉄道開業150周年を記念した記念パスの販売を始める。新幹線を含むJR東全線と、富士急行など7社の特急を3日間乗り放題とするサービスを提供し、観光需要の増加に対応する狙いがある。価格は大人1人2万2150円で、「えきねっと」公式Webサイトで販売する。
対象路線はJR東日本全線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線 (直江津〜新井間)、JR東が運行するBRT。いずれも普通列車と新幹線・特急の普通車自由席が対象となるが、事前に指定することで、新幹線・優等列車の普通車指定席が4回まで利用できるようにする。
ただ、北海道新幹線の新青森〜新函館北斗間、北陸新幹線の上越妙高〜金沢間、東海道新幹線は利用の対象外とする。
鉄道150周年という節目の年に加え、同社が記念パスを販売する背景には観光需要の促進という側面がある。JTBの調査によると、夏休み期間(7月15日〜8月31日)の国内旅行者数は国内旅行者数は対前年175%増の推計7050万人。コロナ禍前の2019年比で96.7%となるなど、新型コロナの陽性者数が再び増加している一方で、観光需要もコロナ禍だった過去2年と比べると増加傾向にある。
発売期間は9月14日午前5時〜10月22日午後11時50分で、利用対象期間は10月14日〜27日 に設定。一般的にオフシーズンに当たる期間を利用期間とすることで、夏休み期間から続く観光需要を底上げするとともに、鉄道を利用した観光を促進し、鉄道収入の増加も目指す。このため、同社は記念パス対象圏内で、栃木〜青森間の世界遺産を巡るモデルコースも複数用意した。
価格は大人が2万2150円、子どもが1万150円。利用開始日の1ヶ月前から3日前までの発売となる。 乗り放題サービスに加え、レンタカーの割引サービスやコンビニ「NewDays」の割引サービスなども併せて提供する。
ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
脱フロッピーディスク? デジタル庁、行政手続きでの記録媒体の指定撤廃へ
システム障害でATM停止──「キッザニア」運営元が謝罪 Twitterで「リアルすぎる」など反響
「朝日新聞」電子版、全記事有料に 課金路線に舵、「不動産が本業」払拭なるか
抗原検査キットには「体外診断用医薬品」を──消費者庁が注意喚起 「『研究用』では新型コロナ感染チェックできない」
タイガーとサーモスの「炭酸対応ボトル」、猛暑で販売好調 節電ニーズも追い風に
コロナ禍ならでは? Zoffの「薄色レンズ」サングラス、販売好調の理由
「Internet Explorer」サポート終了で、東京・調布市「なんで急に」報道 自治体DXに必要な“たった1つ”のことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング