メイソウ炎上の発端は、スペインの代理店によるインスタグラムの投稿だった。7月下旬にチャイナドレスを着た6体のフィギュアの画像をアップし、スペイン語で「日本の芸妓」と説明を添えた。
「これは中国の衣装だ」と誤りを指摘するコメントが寄せられたが、メイソウアカウントがスルーしたことから、中国のSNS・ウェイボ(微博)で8月に入って炎上。追い打ちをかけるように米国の店舗に掲示された「FROM JAPAN」の文字、海外フランチャイズ契約の式典で会場に日本国旗が飾られた写真など、「日本企業を偽装する証拠」が次々に掘り出された。
ついには中国共産党系メディアの人民網が一連の騒動を取り上げ、「ロゴや商品、すべてが日系の風格を帯びている。ユニクロ、無印良品を連想させる」と批判、これがとどめとなり、メイソウは8月18日、日本企業を装っていた過去の戦略を謝罪し、ロゴの変更も含めた「脱日本化」を2023年3月までに完了すると宣言した。
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