千葉県市川市にある商業施設「ニッケコルトンプラザ」は10月22日に、リニューアルオープンすると発表した。館内一部を改装して、既存テナントを移転したり、新規テナントを出店したりすることで、売り上げ向上を狙う。
コンセプトは「もっと素敵でもっと豊か、新しい出会い空間」。ニッケコルトンプラザは34年間にわたって営業を続けていて、今回のリニューアルをきっかけに、食、ギフト、雑貨、カルチャーを充実させ、思い思いの時間を過ごせる空間へと進化させるという。
2階は「食の充実と日常生活の利便性の向上」のため、グロサリーや雑貨ショップ、ファッションアパレル店舗が出店し、既存ショップも移転・改装により刷新する。
アップルパイを店内で焼き上げる食品専門店の「KINOKUNIYA entree」や、生活雑貨専門店の「ロフト」がオープン。ロフトでは文具やコスメなど、約1万7400種類を展開する。ファッションでは、「AZUL by moussy」が千葉県内最大の基幹店として出店。また、2階西側のレイアウトを一部変更することで、人が移動しやすいように設計した。
3階では、売り場面積約350坪の「有隣堂」がオープンし、書籍のみならず、文具、雑貨の販売を予定している。改装する店舗では、エリア最大級の「3COINS+plus」、面積が1.8倍となる「ジーユー」のほか、「LEPSIM」「GLOBAL WORK」「ジュエリーツツミ」「チュチュアンナグランデ」などが展開する。
ニッケコルトンプラザを運営する日本毛織(大阪市)は、「コロナ禍で生活環境や人とのつながり方は一変した。価値観も変化し、より一層、暮らしそのものを楽しむことや心の満足が求められるようになった。今回のリニューアルでは、制約のある中でも自分らしさと好奇心を守り、もっと素敵でもっと豊かな空間を演出する」とコメントした。
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