7カ月で3000台! 無名ブランドの「ピザ窯」が、なぜ売れているのか外はカリ、中はフワ(1/5 ページ)

» 2022年09月08日 07時49分 公開
[小林香織ITmedia]

 2021年11月に和歌山で創業したENRO(エンロ)は、同年12月にアウトドア用ピザ窯「窯焼名人」の販売をスタート、約7カ月で販売台数が3000台を突破した。

本格的なピザが焼ける「窯焼名人」が約7カ月で3000台も売れたという

 その特徴は、アウトドアシーンで本格的なピザを焼けること。20分ほどで窯内の温度が400度以上に達し、高温で60〜90秒の短時間で焼くことから、外側はカリカリ、内側はふっくらとしたピザに仕上がるという。

 3万4980円(発売当時の価格、8月1日から3万6980円に値上げしている)と高価格帯、かつ実績がない新ブランドの製品が、なぜ自社サイトのみで3000台も売れているのか。エンロのマーケティングマネージャー、伊藤佳也氏に販売戦略と反響を聞くとともに、「窯焼名人」でピザを焼いた筆者の体験談もお届けする。

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