アイドルの“聖地”「サンストリート亀戸」の跡地はどうなった?(2/5 ページ)

» 2022年09月10日 08時00分 公開
[上間貴大ITmedia]

建物内外にたくさんの広場

 施設を一通り巡って感じたのは「たくさんの広場があるなあ」という点。京葉道路沿いの入り口前には「カメクロプラザ」、住宅棟・小学校増築棟の間には「カメクロステージ」という広場を用意。カメクロステージは屋内のイベントスペース「カメクロコート」とも連動していて、屋内外を一体としたイベントも開催できる。

カメイドクロック 住宅棟・小学校増築棟の間に位置する「カメクロステージ」

 建物4階には、地域住民が自由に活用できるコミュニティースペース「カメラボ」を配置した。地元の催しといえば、行政が運営する公民館やコミュニティースペースを借りて運営するのが一般的だが、良くも悪くも“閉じられた”イメージがある。

 一方、主催者側には「もっと私たちの活動を知ってほしい!」というニーズもあるだろうし、住民側も「面白そうなセミナーがあるが、参加するにはちょっとハードルが高いな……」と参加をためらってしまう場面も想像できる。多くの人が訪れる商業施設を拠点とすることで、活動内容を広く知ってもらうチャンスになるというわけだ。

 また、カメラボでの活動は隣接する「カメテレスタジオ」を拠点に公式YouTubeチャンネルなどで発信するという。

カメイドクロック コミュニティースペース「カメラボ」(画像提供:野村不動産)
カメイドクロック 隣接する「カメテレスタジオ」で情報発信(画像提供:野村不動産)

 さらに、商業施設として初めてeスポーツチーム「カメイドタートルズ」を発足。練習拠点であるスタジオ「カメスポ」も設けている。

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