地域と連動した取り組みも進めている。7月30日〜8月14日には、近隣の「昭和通り会」「五ノ橋豊国通り商店会」と共に、地元の「亀戸赤からし市」と連動した「赤からしメニューフェア」を実施。
赤からし市は、赤唐辛子で厄除け・邪気払いを行う催事で、毎年7〜8月に亀戸梅屋敷や亀戸天神社などで開催されている。これに合わせ、地域の飲食店と一緒になって赤からしを使ったメニューを提供。カメイドクロック以外の店舗情報も記載した店舗マップも作成した。
「地域の人々は、サンストリート亀戸が閉店して街に訪れる人が少なくなったことを気にしていました。早くカメイドクロックがオープンして、再び一緒に街を盛り上げたいとの思いは、常々皆さんから聞いていました」(森谷氏)。かつてこの地が“イベントの聖地”だったように、カメイドクロックでも地域のイベントや催事を定期的に開いていく計画だ。
ところで、もう一つ気になることがあった。それが「カメイドクロック」という名称だ。今後は「○○クロック」という名称で商業施設を展開していくのだろうか。尋ねたところ、「シリーズ展開をイメージした名称ではない」と森谷氏。
「一般的なブランディングでは、『○○亀戸』と、施設ブランド名の後に地名が来ます。ただ今回は、商業施設が亀戸という街の一部であるという意味を込めて『亀戸○○』と、一つのワードとして成り立たせたいと考えていました」(森谷氏)
実は、サンストリート亀戸ができる前、この地には「第二精工舎(現・セイコーインスツル)の東京工場があった。「クロック」にはその土地の歴史と、この地で“新しい時が動き出す”という思いを込めた。
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