しかしスマートウォッチ市場は、低価格ブランドの乱立により、すでに値崩れも始まっている。例えば、先ほどのグラフにある、AMAZFITは1万円以下から購入できる低価格スマートウォッチやスマートバンドを展開するブランドだ。
また、シャオミの「Mi Band」シリーズも1万円以下で購入でき、日本国内でも人気を集めている。先のレポートでも、市場の伸びのうち24%は100ドル以下のスマートウォッチにけん引されているとしている。
アップルもこういった低価格ニーズに対応するため、20年に廉価版である「Apple Watch SE」を追加。さらに今回の発表では、第2世代の「Apple Watch SE」を発表し、9月16日に発売される。しかし価格は3万7800からと価格競争力は強くなく、トップシェアをキープするための製品という位置づけになるだろう。
また、スタンダードモデルの「Appe Watch Series 8」をみても、従来モデルからのアップデートにそれほど大きなインパクトはなく、機能面での進化という意味で停滞感がある点も、低価格モデルが増える理由の一つだといえるだろう。
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