セブンの実験店はどうなった? 松戸常盤平駅前店の成績通常のコンビニよりも広い(1/4 ページ)

» 2024年05月30日 06時30分 公開
[小林香織ITmedia]

 セブン&アイ・ホールディングスが新コンセプト店舗「SIPストア」として、2月29日にリニューアルオープンした「セブン-イレブン松戸常盤平駅前店」(以下、松戸常盤平駅前店)が好調な動きを見せている。

実験的な位置付けの新コンセプト店舗「セブン-イレブン松戸常盤平駅前店」(セブン&アイ・ホールディングス提供、以下同)

 SIPストアのSIPとは、セブン-イレブンの「S」、イトーヨーカ堂の「I」、パートナーシップの「P」の頭文字をとったもの。新たなシナジーの創出を目的としたテスト店舗で、店舗面積を以前の約1.4倍に広げ、通常店の1.7倍となる約5300品を扱っている。

一般的なコンビニよりも店内が広々している

 オープンセール期間を除く3月平均の売上高は前年比146%、客数は同140%、客単価は同104%になり、粗利益率は3.3%上昇した。同社は「小商圏化などの変化に対応したSIPストアの取り組みは、売り上げ・荒利率の向上につながる」と捉えているそうだ。

 SIPストアの松戸常盤平駅前店はどんな店舗で、どんな商品が売れているのか。セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者に聞いた。

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