消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ホテルに宿泊するのではなく、グランピングを選ぶ理由は何ですか? グランピングに行ったことがある(興味がある人を含む)人に聞いたところ「癒し」と「外でのご飯」(それぞれ49%)が最も多いことが、アウトドア総合情報サイトを運営しているフォーイット(東京都渋谷区)の調査で分かった。
次いで「アクティビティ体験」(38%)、「焚き火」(34%)、「デジタルデトックス」(17%)という結果に。「その他」と答えた人からは、「好奇心、物珍しさ」「テントを張るのが面倒だから」「ペットがいるから」「気分転換」といったコメントもあった。
子どもの有無で、どのような違いがあるのだろうか。「子どもあり」の人は「外でのご飯」(54%)、「子どもなし」の家庭では「癒し」(50%)がそれぞれ最も多かった。「小さいお子さんがいる家庭にとって、周りを気にせずゆっくり食事をする機会が少ないことや、子どもに珍しい体験をさせてあげたいと思うことがこの結果に反映されているのではないか」(同社)としている。
年代別の違いを見ると、10〜20代は「アクティビティ体験」(41%)、30〜40代と50〜60代は「外でのご飯」(54.3%、53.7%)がそれぞれトップだった。2位は、どの年代も「癒し」がランクイン。「日々のリモートワークなど、デジタル社会からの解放を求めているのではないか」(同社)と見ている。
インターネットを使った調査で、19〜66歳のグランピングに行ったことがある(行ってみたいを含む)男女500人が回答した。調査日は8月26日。
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