この3年あまりのコロナ禍をきっかけに、新たに盛り上がりを見せたアパレル市場が3つある。家の中で快適な装いで過ごせる「ホームウェア」、ソーシャルディスタンスを保ちながら屋外でも楽しめる「キャンプウェア」と「ゴルフウェア」だ。
現在、社会活動を止めることなく新型コロナと共存する道を探っている中で、家にこもる時間は減少し「ホームウェア」の販売が落ち着き始めている。対して、「ゴルフウェア」への期待値は依然として高い。今回は、「ゴルフウェア」の市場性について考えてみたい。
1日あたりの駅の乗降者数世界一を誇る東京・新宿エリアで、ゴルフ商戦が激しさを増している。きっかけは、都内最大規模を誇った小田急百貨店のゴルフ売り場が、本館の営業終了に先立ち大幅縮小されたためだ。
この動きをきっかけに、今年3月には新宿高島屋が9階に「有賀園ゴルフ・ザ・クラブ」を導入。4月には、関東地区の百貨店では最大級となる約1000平米のゴルフ用品・ゴルフウェア売り場「ゴルフ・メゾン」を展開している。
伊勢丹新宿本店は3月に、従来の別館スポーツ売り場をゴルフセレクトショップ「ダブルイーグルパワードバイイセタンゴルフ」として改装。スポーツ専門チェーン店大手のゼビオとの協業ショップとなる。
ファッション性の高いゴルフウェア20ブランド以上をそろえ、ゴルフクラブなどのギアも本格的に展開。店内には試打室と工房を設置し、専門フィッターによるクラブフィッティングやカスタマイズも提案するという。
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