消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
学情(東京都千代田区)は、24年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「ダイバシティ&インクルージョン(D&I)」に関する調査を実施した。その結果、学生が企業の多様性に関する取り組みを知るために最も注目する点は、「働き方の制度・柔軟性」(72.6%)であることが分かった。
ダイバシティ&インクルージョンを推進する企業について聞いたところ、「好感が持てる」(47.2%)と「どちらかといえば好感が持てる」(35.5%)が合わせて8割以上となった。
ダイバシティ&インクルージョンに関する取り組みを就職活動において意識するか尋ねると、「意識する」「どちらかといえば意識する」と回答した学生が合わせて45.0%となった。
回答した学生からは、「多様性を重視している企業は、イノベーションも起こりやすいと思う」「LGBTの友人と交流し、どんな人も生きやすい社会をつくることに貢献したいと思うようになった」などの声が寄せられた。
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