JR東、鉄道開業150周年記念動画を公開 「泣きそうになった」の声も：JR全社と全国の私鉄がコラボ

[ITmedia]

　10月14日に日本の鉄道開業150周年を迎えるのを前に、JR東日本が記念動画を、自社の公式YouTubeチャンネルで10月9日までに公開した。JR全社と全国の私鉄、公営交通がコラボし、日本の鉄道事業の歴史を紹介している。

山手線を運営するJR東日本（提供：ゲッティイメージズ）

「文明開化の象徴」　鉄道の歴史や事業を紹介

　日本の鉄道は1872年10月14日、横浜〜新橋間で開業した。同社は鉄道について動画内で「身分の関係なく平等に利用できた」「文明開化の象徴」「定時に運行し、日本人に時間の概念をもたらした」などと紹介。新橋駅や大阪駅、神戸駅などの開業当時の写真などを交え、明治維新後の日本の経済成長を支えたとして、移動手段だけでなく、物流インフラとしての役割にも言及した。

日本初の蒸気機関車

開業当時の新橋駅

　太平洋戦争など暗い時代における役割にも触れ「資材節約などの創意工夫や戦後の車両軽量化、新素材の導入につながった」などとし、戦後の高度経済成長に影響を与えたとも紹介した。JR東だけでなく、東海道新幹線を運行するJR東海などJR全社の映像を通じて、日本の戦前から戦後、現代までの歩みを網羅するとともに、鉄道会社の事業内容を紹介する内容となっている。

江ノ電「素晴らしい映像」と投稿　「泣きそうになった」などの声も

　動画にはJR全社に加え、京王電鉄や阪急電鉄など全国の私鉄や、東京都交通局など地下鉄を運営する自治体も参加している。小田急電鉄傘下の江ノ島電鉄は公式Twitterアカウントで「端的に言って素晴らしい映像」と投稿している。動画を視聴したユーザーからも「感動した」「泣きそうになった」などの意見が出ている。

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