川崎の「工場夜景」ツアーを発売、特徴は?観光庁の補助金を利用

» 2022年10月17日 15時55分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 アイビーエスは10月17日、川崎の工場夜景を楽しめる夕食付き日帰りツアーの販売を開始した。同社公式サイトで予約を受け付けており、料金は大人、子どもともに1人7400円。最小催行人数は15人。

 観光庁の補助金を利用した実証運行ツアーで、発着地は新百合ヶ丘駅、登戸駅、溝の口駅、武蔵小杉駅、川崎(東海道かわさき宿交流館)から選べるようにした。日程は10月30日〜2023年2月3日までの期間で、発着地により異なる。

田辺運河周辺の工場夜景(出典:プレスリリース、以下同)

川崎を「学ぶ」「食べる」「楽しむ」をテーマにした日帰りツアー

 同ツアーは、川崎の歴史を「学ぶ」、川崎の名物を「食べる」、川崎工場夜景を「楽しむ」の3つのテーマで川崎を巡る日帰りツアー。まずは川崎駅近く旧東海道沿いにある「東海道かわさき宿交流館」にて、かわさき歴史ボランティアガイド案内のもと、23年に起立400周年を迎える川崎宿の歴史を学ぶ。

東海道かわさき宿交流館

 夕食は川崎大師山門前の蕎麦膳「はやま」を予定。大正2年から続く老舗で、そば御膳を堪能できる。お土産として、川崎大師山門前にある住吉の「久寿餅」を持ち帰りができる。添加物不使用の厳選した素材を使用し、職人技で作り続けている味だという。

「はやま」の「そば御膳」
「住吉」の「久寿餅」

 工場夜景のルートは、川崎工場夜景を代表する化学工場や発電所が多く集積する「扇町地区」をスタートし、川崎区夜光と千鳥町を結ぶ橋・水江町方面の工場夜景全景が望めるスポット「千鳥橋」、工場の照明が神奈川臨海鉄道のレールに反射した「市営埠頭」を経由し、日本夜景遺産にも認定されている「川崎マリエン」で川崎工場夜景や羽田空港、アクアブリッジなどを望む。

「市営埠頭」の工場夜景

 クライマックスは、宇宙ステーションのような光景が魅力で首都高速から眺める工場夜景。その後、22年3月に開通した川崎臨海部と羽田空港を結ぶ橋「多摩川スカイブリッジ」を通過して戻るルートを予定している。添乗員の同行はなし。

 出発日は新百合ヶ丘駅発着が10月30日、11月25日、12月22日。登戸駅発着が11月20日、12月14日、1月29日。溝の口駅発着が11月6日、11月16日、11月30日、12月8日、12月25日、1月26日、2月3日、武蔵小杉駅発着が11月3日、11月13日、11月23日、12月4日、12月15日、1月22日、2月5日。川崎(東海道かわさき宿交流館)発着は、上記日程すべてが対象となる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.