「ヘルプマークに酷似」グッズ見直し 椎名林檎のCD発売延期販売元が発表

» 2022年10月18日 17時07分 公開
[ITmedia]

 歌手である椎名林檎さんのCDの特典グッズが、障害のある人が援助を受けやすくするための「ヘルプマーク」に酷似していた問題で、販売元のユニバーサルミュージックは、グッズのデザインを改訂し、CDの発売も延期すると発表した。

photo 椎名林檎さん(ユニバーサルミュージックのWebサイトより)

 CDは椎名林檎オフィシャル・リミックスアルバム「百薬の長」【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤】で、11月30日の発売を予定していた。同社は「付属するグッズの内容について、多くの皆さまから意見が寄せられ、検討した結果」の対応だと説明している。

photo 付属グッズ「夢語りマスク」の改訂デザイン(以下プレスリリースより)

 同アルバムの付属グッズは、内容とデザインをユニバーサルミュージックが企画検討した。あらためてデザインについて同社で検証したところ、法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、日本赤十字社と東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについて指導を受けたことを踏まえ、今回の決定に至ったという。

photo 付属グッズ「夢語りマスク」マスクケースの改訂デザイン

 同社は「ヘルプマークをご利用の皆さま、その普及に努められている皆さまには、ご不安・ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」とコメントした。

photo 付属グッズ「諸々券ケース」の改訂デザイン

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