消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
True Data(東京都港区)は、「寒いと売れるものランキング」を発表した。アルコール飲料、菓子、調味料、化粧品、日用雑貨の5分類で調査し、購買データと気象データを掛け合わせることで、売り場展開や商品開発、マーケティングなどに生かせるようにしたという。
調査は、気温が低下するほど売り上げが伸びる傾向にある商品カテゴリーを対象に、気温の低下と購買金額の関係性をランキングにした。気温が下がれば売り上げが上がるという逆相関のため、マイナスの値が大きいほどランキングは上位となる。調査の結果、アルコール飲料では1位が「焼酎」(−0.77)で、「合成清酒」(−0.72)、「果実酒」(−0.60)と続いた。
菓子のランキングは、温かいお茶と相性の良い「米菓」(−0.72)がトップで、「チョコレート」(−0.68)、「半生菓子」(−0.60)と続いた。寒い季節は体がカロリーを蓄えようとするため、甘い物を好む傾向にあるという。
調味料では、気温の低下で煮物や鍋などを食べる機会が増えることから、トップは「粉末・顆粒・固形・パックだし」(−0.78)だった。2位以下は「低カロリー甘味料」(−0.66)、「みそ」(−0.66)、「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」(−0.65)と続いた。
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