Z世代が「動画を倍速で見る」理由 2位「他の動画も視聴したいから」、1位は?世代ごとの違いが顕著に(1/2 ページ)

» 2022年10月27日 13時00分 公開

 損害保険ジャパンは、「世代別の動画視聴態度の実態」を調査した。Z世代(18〜26歳)が動画を倍速視聴で見る理由を聞いたところ、1位は「時間がもったいないから」(51.9%)だった。

photo 損害保険ジャパンは、全国の18〜57歳の男女を対象に「世代別の動画視聴態度の実態」を調査した(画像はイメージ)

 2位は「他の動画も視聴したいから」(48.1%)、3位は「テンポ・スピード感が遅いものが多いから」(34.1%)と、動画視聴に消費する時間への意識が強く、Z世代のタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する思考が顕著に現れる結果となった。

倍速で動画を視聴する?

 倍速で動画を視聴するか聞いたところ、倍速視聴すると答えた割合で最も多かったのもやはり「Z世代(18〜26歳)」で70.0%だった。次いで「ミレニアル世代(27〜42歳)」で63.5%、「就職氷河期世代(43〜51歳)」で55.5%、「バブル世代(52〜57歳)」で60.0%と、Z世代が最も倍速視聴していることが分かった。

選択する再生速度(倍率)の平均は?

 選択する再生速度(倍率)の平均は、Z世代が最速で「1.5倍速」、ミレニアル世代で「1.4倍速」、就職氷河期世代とバブル世代で「1.3倍速」となった。実際に再生速度を編集した動画を視聴してもらい、快適に感じる速度の動画を選ばせたところ、Z世代は「1.5倍速」、ミレニアル世代と就職氷河期世代、バブル世代では共に「1.25倍速」となった。

photo 選択する再生速度(倍率)の平均

 動画によって倍速で視聴するもの、通常速度で視聴するものを変えているか聞いた。動画によって速度を変えていると答えた割合は、Z世代で56.0%、ミレニアル世代で55.5%、就職氷河期世代で42.0%、バブル世代で49.5%であった。

テンポ/スピード感が速い動画が増えている?

 近年、テンポ/スピード感が速い動画が増えているように感じているか尋ねた。全世代で46.6%が「そう感じる」と回答。世代別で最も多かったのはZ世代で56.0%、次いでミレニアル世代51.0%、バブル世代が40.5%、就職氷河期世代が39.0%だった。若い世代がテンポの早い動画に触れている機会が多いことがうかがえた。

photo テンポ/スピード感が速い動画が増えているように感じているか
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