家電や雑貨を販売するライソン(大阪府東大阪市)は11月1日、ボタンを押すと男性の声で応答する装置「応答くん」を発売する。一人暮らしの女性や子どもの留守番時のインターホンでの利用を想定している。
応答くんは、本体のボタンを押すと「今、忙しいんで」「宅配ボックスに入れておいてください」など、16種類の音声を男性の声で発する装置。インターホン越しに利用すれば、玄関先でのやり取りに伴うストレスを軽減できるという。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ECサイトで商品を購入する人、フードデリバリーを利用する人が増えている。それに伴い、玄関先での宅配業者などとのやり取りに不安を覚える人も増加傾向にある。
同社の女性社員の一人が「インターホンで応対するとき、女性の一人暮らしだと知られたくない」と話したのが、「応答くん」開発のきっかけだ。
電話での利用にも対応しており、「もう電話してこないでください」という音声のほか、玄関のチャイムを思わせるピンポン音を収録している。通話中に「ピンポン」と鳴らせば「お客さんが来た」などと言って電話を切れるわけだ。
応答くんは全国の雑貨店やオンラインストアなどで販売する。希望小売価格は2200円。
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