消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
共通ポイントサービスPontaを運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)は「内食・中食に関する調査」を実施した。その結果、料理に関する悩みは、料理頻度に関わらず「メニューレパートリーが少ない」が一番多いことが分かった。
料理頻度は全体で「ほぼ毎日」と回答した人が41%で最多となり、男性に比べ女性の方が多い結果となった。また女性40代以上では「ほぼ毎日」が60%以上となったものの、男性の40代以上は「自宅では料理しない」が最も高い結果となった。
料理に関する悩みについては、全体で最も多くなったのは「メニューレパートリーが少ない」で49%、次いで「後片付けに時間がかかる」(40%)、「料理に時間がかかる」(38%)と続いた。料理の頻度別でみても、上位3つの項目に変化はなかった。
レトルト食品、冷凍食品、惣菜の利用状況については、全体では「レトルト食品」が67%、「冷凍食品」は72%、「惣菜」が71%が利用していると回答。20代の男性・女性ともに低い傾向が見られた。
今後の利用意向について、「冷凍食品」については71%、「惣菜」は68%、「レトルト食品」は64%が「また利用したい」と回答した。
いずれの食品についても、男性30代で利用意向が80%前後と高い傾向が見られた。
同社は、加工食品3種の品目ごとに今後の需要について推測した。レトルト食品では「シチュー」「丼もの類の素」が高くなった。冷凍食品では「焼きおにぎり」「ピザ」「果物類」が高くなった。男性20代においては、主食系の需要が高いものと推測された。また、惣菜では、男性20代、女性30代・50代で幅広い品目において需要が高く、市場に期待性があると分析した。
今回の調査は、Pontaリサーチの会員を対象に、インターネットで実施した。期間は8月17〜22日、有効回答数は1000人。
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