50代以上の「準備している老後資金」 持ち家層では1000万円台が最多、賃貸層は?「老後の住まいとお金に関する調査」

» 2022年11月02日 09時00分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 And Doホールディングス(東京都千代田区)が実施した「老後の住まいとお金に関する調査」から、50〜64歳の8割超、65歳以上の7割超が老後に不安を感じていることが分かった。老後資金について、自宅が持ち家の場合と賃貸の場合で比較したところ、持ち家層は1000万円台(26.6%)が最多、賃貸層では2000万円台(21.6%)が最多となった。

「老後の住まいとお金に関する調査」を実施した(画像:ゲッティイメージズより)

 「現在、準備できている一人あたりの老後資金」については、持ち家層では1000万円未満が29.9%と最多で、「不要・準備していない」の回答も合わせると40.0%に達する。逆に、1000万円以上を準備できているのは38.9%だった。

現在、準備できている一人あたりの老後資金は?(出所:以下、プレスリリース)

 「持ち家に対する老後の不安要因」としては、「建物の老朽化」が51.7%。以下「修繕・リフォーム」(42.6%)、「固定資産税・維持管理費」(29.2%)と続く。

持ち家に対する老後の不安要因は?

 持ち家層の「老後資金対策(老後資金づくり)」としては、「貯蓄」(73.5%)に最も多く票が集まった。「投資・資産運用」(49.7%)、「退職金」(47.6%)、「自宅・所有不動産の売却」(41.7%)の比率も高かった(複数回答)。

持ち家層の老後資金対策(老後資金づくり)は?

 調査は6月14〜21日にインターネットで実施した。対象は50歳以上の全国873人(持ち家に居住:702人/うち65歳以上279人、賃貸に居住:171人/うち65歳以上71人)。

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