ABEMA、「ONE 163」を生中継  格闘技コンテンツでファンを囲い込み秋元選手の初防衛戦(2/2 ページ)

» 2022年11月08日 19時17分 公開
[ITmedia]
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BreakingDown、K-1、RIZINなどを囲い込み

 調査会社ニールセンが発表した2021年のテレビ放送のリーチ(到達率)で、ONEは4位(東京2020オリンピックが1位)に、各種SNSからのビデオ視聴数でNBAに次ぐ2位となっている。

2021年のテレビ放送のリーチ
各種SNSからのビデオ視聴数

 格闘技ビジネスではPPVが、注目を集めている。6月に東京ドームで開催した、那須川天心選手と武尊選手の“世紀の一戦”をはじめとした「Yogibo presents THE MATCH 2022」では、「50万人以上がPPVを購入した(サイバーエージェントの藤井琢倫執行役員)」と発表されている。この大会は格闘技のみならず、歴史に残る興行となった。

記者会見の様子

 同大会では、ABEMAがPPVの一般チケットを5500円に設定しており、単純計算すれば25億円以上の売り上げがあったことになる。また、会場チケット「VVIP 1列席」(300万円)は早々に完売し、大きな話題となった。観客動員数は5万6339人で、チケット売り上げは20億円にのぼっているとみられることから、総合的な経済効果は約50億円ともいわれている。

 ABEMAは、朝倉未来プロデュースのBreakingDownK-1、RISE、ONE Championship、プロレス、ボクシングなど格闘技に関する大会の中継、オリジナルコンテンツの配信を進めている。今回のONE Championshipでも、どこまでPPVの視聴者を獲得できるのか注目が集まる。

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