消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
学校法人近畿医療学園(大阪市)は、全国のスポーツトレーナーやコーチなどスポーツを指導している人を対象に、「スポーツ科学の必要性」に関する調査を実施した。運動能力を高めるために力を入れていることを聞いたところ、1位は「ストレッチ」(64.1%)だった。
2位は「基礎体力作り」(57.1%)、3位は「体幹トレーニング」(45.1%)、4位は「筋トレ」(42.2%)、5位は「イメージトレーニング」(16.4%)だった。
「スポーツ科学」を知っているか尋ねたところ、「学問の詳細までよく知っている」と答えたのは18.4%、「学問の内容などある程度は知っている」は50.6%、「名前は知っているが学問の内容は知らない」は26.1%、「スポーツ科学という学問があることを知らない」は4.9%という結果になった。
「スポーツ科学」で取り上げられる内容の中で何に興味があるか聞いたところ、「スポーツ栄養学」(42.2%)が最多となった。以下、「スポーツ医学」(36.1%)、「コーチング科学」(31.9%)と続く。
「スポーツ科学」を指導に取り入れたいと思うかの問いに、「とてもそう思う」と答えた割合は34.6%、「どちらかといえばそう思う」は52.4%で、合わせて8割以上が「そう思う」と回答した。
取り入れたいと思う理由を聞いたところ、「MLBなどでも取り入れられているから」(30代男性)、「データがモチベーションにつながるから」(30代女性)、「科学とスポーツの関係性に興味があるため」(40代男性)、「漠然と指導するのではなく科学的根拠に基づいた効率良い指導が必要と感じるから」(40代男性)などの声が挙がった。
今回の調査は、全国のスポーツトレーナーやコーチなどスポーツを指導している人を対象にインターネットで実施した。期間は9月16〜17日、有効回答数は1004人。
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