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やっぱりテレワーク下での管理職はつらいのか 頭を悩ませない4つの方法やってはいけないこと(2/4 ページ)

» 2022年12月02日 08時00分 公開
[秋沢崇夫ITmedia]

オンラインマネジメントにおいて意識すべき4つのポイント

 オフライン勤務でも、テレワークでも、同じマネジメントを行ってしまっていないだろうか。そのマネジメント方法のままでは、テレワークでは「監視」になっている可能性が高い。では、そうならないためには何を意識すべきなのだろうか。

(1)仕事をしていると信じる

 大前提として、「部下は仕事をしている」と信じることが大切だ。心配すべきは、むしろ「働きすぎていないか」ということだろう。通勤時間がなくなることで”オン・オフ”の切り替えが難しく、物理的に夜中でも働ける環境にあるテレワークは、働き過ぎによる体調/メンタル不調のほうに気を配るべきだ。

 コロナ禍がはじまったころの調査によると、部下の側からは「上司や同僚から仕事をさぼっていると思われていないか不安だ」と感じている人が多いという調査結果も出ている。上司の側は、その不安を解消するため、信頼関係を構築することに力を注ぐべきだろう。(参照リンク

(2)こまめなコミュニケーション

 上司は「部下がさぼっているのでは」と疑い、部下は「上司にさぼっていると思われているのでは」と不安を感じている時点で、信頼関係が構築ができているとはいえない。とはいえ、ただでさえ、温度感や空気感が伝わりづらいテキストコミュニケーションをベースにしたテレワークでは、信頼関係を築くことは一朝一夕にはいかないのも事実である。そこで、管理職の方がすぐにでも実践できるコミュニケーション法をご紹介する。

 それは「1日、1褒め」すること。チャットなどで、部下に「昨日の商談、よくがんばったね!」「〇〇さんのリサーチ、よくまとめられて素晴らしい内容だったよ!」など、オフライン勤務のときよりも積極的にコミュニケーションを取ることが大切だ。このように、「監視」ではなく「見守り」の姿勢が、心理的安全性を生み信頼関係を育むことになるだろう。

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