サイバーセキュリティサービスを手掛けるAironWorks(東京都港区)は、「フィッシングメール・サイバーセキュリティ」に関する調査を実施した。仕事で利用するシステムなどのパスワードの管理方法について尋ねたところ、1位は「暗記をして覚えておく」(27.2%)だった。
以下、「紙やメモ帳に書いておく」(21.2%)、「個人用のスマートフォン内にメモをしておく」(14.9%)と続く。「パスワードの管理ソフトなどを用いている」と答えた人はわずか8.1%にとどまった。
個人のスマートフォンやパソコンを、仕事でも使っている人は52.9%だった。同社は、「『私用端末の仕事での利用』や『プライベートでよく使うパスワードの業務での使い回し』が、働く人にとって身近になっている」と指摘する。
プライベートで利用するWebサービスやアプリで、1つ以上同じパスワードを使い回している人は87.6%だった。
仕事で使用している業務システムやアプリのパスワードを、プライベートで使っているものと同一にして使い回している人は49.3%で、3つ以上で同一のパスワードを使用している人は26.3%となった。
フィッシング詐欺などの可能性がある怪しいメールやメッセージを1日1通以上受け取っている人は70.5%だった。また、送られてきた怪しいURLをクリックしてしまったことがある人は23.2%となった。
フィッシングメール詐欺にひっかかりやすいツールを聞いたところ、1位は「Eメール」(37.2%)、2位は「SMS」(23.7%)、3位は「キャリアメール」(19.4%)だった。フィッシングメール詐欺でひっかかりやすいと思う企業やサービスについては 、1位が「クレジットカード会社」(14.5%)、2位が「ECモール」(14.4%)、3位が「宅配会社」(13.1%)だった。
調査は10〜70代の全国の男女を対象に、インターネットで実施した。調査期間は10月5〜6日、有効回答数は716人。
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