DXが遅れる大企業で、「若手に現れる共通点」とは?

» 2022年12月08日 15時33分 公開
[ユウイワナイITmedia]

 DX化が進んでいない企業に勤める若手社員の7割が「DX化について課題を感じない・意識していない」──このような結果が、RECEPTIONIST(渋谷区)の調査で判明した。

photo 勤務先のDX化が進んでいると思うか(画像はプレスリリースより、以下同)

 自身の勤務先のDX化が進んでいるかの問いに「いいえ」と答えた72.8%に、「あなた自身は、DX化が進んでいないことに課題を感じていますか?」と尋ねた。そのうち、「課題を感じない」という回答が7割を占めた。

photo 勤務先のDX化が進んでいないことに課題を感じるか

 しかし具体的に「なくなってほしい」と感じる業務・文化は、最多の回答が「紙や手入力の申請・管理」。アナログな文化に不満を持っていることが分かる。

photo 「なくなってほしい」と感じる業務・文化

進まないDX化に課題を感じる人の7割が「転職したい」

 DXが進んでいる会社に転職したいか聞いたところ、進まないDX化に課題を感じている人の74.4%が「転職したい」と回答した。

photo DX化が進む会社に転職したいか

 自分の勤め先のDX化が十分に進んでいると考えている人が、DX化が進んでいると感じる部門は、「グループウェア(コミュニケーション、スケジュール管理)」(52.3%)。次いで、「総務(受付・会議室予約・電話・備品管理)」、「労務(勤怠管理・労務手続き・年末調整)」と続いた。

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 調査は8月5〜10日、同社が全国の従業員数1000人以上の大企業に勤めている20〜30代の一般社員を対象に実施し、400件の回答を得た。

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