消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「おうち売却の達人」を運営する全国不動産売却安心取引協会は、住宅ローンの支払いについて調査を実施した。その結果、住宅ローンやマンションの管理費の支払いの延滞経験について、約1割が「ある」(10.1%)と回答したことが分かった。
「ある」と回答した182人に、延滞した支払いについて尋ねたところ、「住宅ローン」(63.7%)が最も多く、「マンションの管理費」(23.6%)、「両方」(12.6%)と続いた。
「住宅ローン」「両方」と回答した139人に、住宅ローンの支払いが延滞した主な原因を聞いたところ、最も多かったのは「収入減」(36.0%)だった。以下、「(残高不足などの)うっかりミス」(23.0%)、「リストラ・倒産」(10.1%)、「離婚・別居」(8.6%)、「病気・事故」(7.2%)と続き、「リストラ・倒産」「病気・事故」を含めると、半数以上(53.3%)の人が収入減により延滞したことがある、という結果になった。
「うっかりミス」などの一時的な延滞以外の回答をした107人に、債権者の了承を得て一般市場で不動産を売却する「任意売却」の利用を考えたことはあるか尋ねたところ、「利用した」(29.9%)が最多となった。次いで、「検討中(検討したことがある)」(29.0%)、「考えたことはない」(25.2%)となった。また「任意売却を知らない」(15.9%)とした人も1割以上いた。
調査は11月30日に、住宅ローンを利用したことがある30〜69歳の男女1805人を対象にインターネットで実施した。
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