「小1の壁」、働く親の約半数が実感 何に困った?(2/2 ページ)

» 2022年12月16日 15時37分 公開
[季原ゆうITmedia]
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困ったことは

 困ったことや大変だったことについては、「学童クラブに申し込んだが入れなかった。お迎えの時間が早いので仕事に影響が出た」(30代/女性)、「仕事で家にいない時に子どもが勝手に友達を家にあげていた」(30代/女性)などのコメントが寄せられた。

photo 子どもに関して困ったことや大変だったこと

 子どもが小学生になったことで、子どもに関して困ったことや大変だったことを尋ねてみると、最も多い回答となったのが「勉強に積極的に取り組めなかった」(23.1%)だった。次いで「学校の授業についていけなかった」(15.8%)、「友人関係に悩んでいた」(15.3%)と続いた。

 「勉強に積極的に取り組めなかった」、「学校の授業についていけなかった」を合わせると、約4割が勉強面での悩みを抱えていることが分かった。

photo 小学生になったことで感じる子どもの成長

 小学生になったことで、子どもの成長を感じたことは何かを聞いてみると、「友だちが増えた」(46.8%)、「学校を楽しめるようになった」(43.4%)、「身の回りのことができるようになった」(35.8%)が上位となった。

 子どもの変化について詳しく聞いてみると、「お友だちの名前が話題に上がる。勉強を教えてほしいと来るようになった」(30代/女性)、「身の回りのことを自分でできるようになった。1〜2時間くらいであれば留守番もできる」(30代/女性)、「最近は自分でアラームをかけて起きれるようになった」(40代/女性)などの声が聞かれた。

photo 学校以外の場のコミュニティ(習い事、学童など)

 学校以外の場に子どものコミュニティ(習い事や学童など)があるかを尋ねてみると、79.2%が「ある」と回答した。「習い事」(66.4%)や「スポーツクラブ」(40.7%)、「学童」(33.0%)が上位となった。

 調査は小学3年生までの子どもを持つ親1014人を対象に、インターネットで実施した。調査期間は12月1〜2日。

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