さらに、今年11月には愛知県長久手市にスタジオジブリの世界を表現した「ジブリパーク」が開業し、にぎわいが連日メディアで報じられた。こうしたにぎわいぶりも、美術館の苦境に想像が及びにくい一因になっている可能性がある。
同館は今年10月、開館から21年目を迎え、建物の経年劣化や設備の老朽化が進む。宮崎駿監督が構想し、スタジオジブリが中心となって建築した建物は、細部までこだわりが詰まっている分、維持管理にも多額の費用がかかる。当面は、取り崩した3億5000万円の再積み立てが課題だ。
市は「良質で高品質なアニメーション文化の発信基地として、世界中から注目を浴びている市の宝物と呼べる施設」とし、支援を呼び掛けている。
寄付はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス(ガバメントクラウドファンディング)」の専用ページで12月31日まで受け付けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング