Tinderが18〜25歳の恋愛を調査 マッチ相手の最重要事項は?外見よりも誠実さ

» 2022年12月23日 12時01分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ソーシャル系マッチングアプリ「Tinder」を運営するTinder Japan(東京都港区)は、世界中のメンバープロフィールを基に、18〜25歳の恋愛やデートにおける趣向を調査した「Year in Swipe」を発表した。マッチ相手選定の最重要事項は「シチュエーションシップ」「価値観の共有」という結果に。

18〜25歳の恋愛やデートにおける趣向を調査した「Year in Swipe」(以下プレスリリースより)

 若者の間では、“友達以上恋人未満”の関係を指す「シチュエーションシップ」と呼ばれる関係が広がりを見せている。カジュアルな関係を経て、今後2人の関係をどう発展させるかを考えたい人が多いようだ。Tinderでは、プロフィールに出会いの目的を「シチュエーションシップ」と記載する人が49%増えたという。

 デート相手の候補に求める一番重要なものは何かを尋ねると、外見よりも誠実さ(79%)が最も多く、敬意(78%)、オープンマインドであること(61%)、外見(56%)と続いた。価値観に基づくものが多くの割合を占める結果となっている。

 プロフィールで好まれた「興味」トップ10を見ると、日本の1位は映画、2位は音楽、3位はカフェ巡りという結果に。Tinderで最も急上昇した「興味・関心」は90年代のアニメやスニーカーだった。若者は90年代やゼロ年代のトレンドから、インスピレーションを得ているようだ。

プロフィールで好まれた「興味」トップ10

 プロフィールに設定されたSpotifyのアンセムトップ10を見ると、グローバル8位にケイト・ブッシュが1985年にリリースした「RunningUp That Hill」がランクインしている。Netflixのドラマシリーズで使用されたことをきっかけに、若者の間で再び人気となった。

プロフィールに設定されたSpotifyのアンセムトップ10

 プロフィール上で好まれた絵文字トップ10の調査では、3つの絵文字が目立ったという。日本は「×のジェスチャーをしている絵文字」、韓国は「×」、グローバルは「旗の絵文字」が、「私はこういう人が苦手です」という意味でよく使われていたという。プロフィール上でハッキリと意思表示をすることで、マッチ相手を精査しているようだ。

プロフィール上で好まれた絵文字トップ10

 調査は2022年1〜10月に集計したTinderのメンバーの自己紹介に基づいて集計した。

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