消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
通販サイト「豊洲市場ドットコム」を運営する食文化(東京都中央区)は、全国20〜60代の男女を対象に「2022年度版 年末年始の過ごし方の変化」に関する調査を実施した。年末年始に食べたくなるごちそうと言えば何か聞いたところ(おせち、年越しそばを除く)、最も多かったのは「寿司」(46.1%)だった。
次いで「カニ」(37.8%)、「すき焼き」(29.9%)、「焼肉」(19.8%)という結果だった。
今年の年末年始はどのように過ごす予定か尋ねたところ、最も多かったのは「特にない(家でのんびりする)」で42.9%、次いで「神社、寺院への参拝(初詣)」が39.5%、「近所の親戚や友人への挨拶回り」が17.4%であった。
初詣や挨拶回りを除き、自宅でのんびり過ごそうと考えている人が多いことがうかがえた。
今年の年末年始は何に一番お金をかけようと思っているか聞いた。1位は「食事」(59.4%)で半数を超えた。2位は「ショッピング」(16.2%)、3位は「旅行」(7.8%)であった。半数以上が、年末年始のタイミングでおいしいものを食べようと考えていることが分かった。
具体的には、「家族と外食をする」(30代女性、沖縄県)、「おせちを奮発したり、普段買わないオードブルを買ったり、食事を豪華にしたい」(30代女性、愛知県)、「温泉やホテルでゆっくり過ごしたい」(30代女性、神奈川県)、「初売りに行きたい」(40代女性、福岡県)などの声が聞かれた。
同社は「長期の休みということで旅行に行く人も多かった時代もあるが、現在では自宅でゆっくり過ごす人も多く、半数以上が食事にお金をかけたいと考えていることが分かった」とコメントした。
今回の調査は、全国20〜60代の男女を対象にインターネットで行った。期間は12月2〜3日、有効回答数は1004人。
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