JR東日本は、平日朝のピーク時間帯以外のみ定期券として利用できる「オフピーク定期券」サービスを2023年3月18日より開始すると発表した。コロナ禍により、社会で高まっている3密回避や混雑緩和へのニーズを踏まえて訴求する。
「オフピーク定期券」は、現行の通勤定期券に比べ約10%割安の価格設定。ピーク時間帯に利用する際は別途IC普通運賃が必要となる。ピーク時間帯は入場駅によって異なり、土休日は定期券として利用可能とした。
対象エリアは、東京の電車特定区間内完結の区間。JR東日本線と私鉄・地下鉄線にまたがるSuica通勤定期券においても、JR東日本線が対象エリア内であれば、「オフピーク定期券」を選択可能とした。また、通学定期券には「オフピーク定期券」の設定はなく、現行の運賃から変更はない。
各駅のピーク時間帯は、現在実施中の「オフピークポイントサービス」のピーク時間帯と同一の時間となっている。「オフピークポイントサービス」については、「オフピーク定期券」のサービス開始に伴い、利用対象エリアを変更して4月1日から1年間期間を延長して実施する。
なお、東京の電車特定区間内完結となる通常の通勤定期券は、同日発売分から金額を改定する。鉄道駅バリアフリー料金を加算し、現行より約1.4%値上げとなる。
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