22年4月15日〜5月1日に「ARIAKE親子キャンプFESTA」を予定していて、そのイベントに参加した人のうちどのくらいの人がモールに足を運んでいるのか。また、イベント内容と関連の強いアウトドアグッズを販売している店にどのくらいの人が訪れているのか。この疑問を解決するために人流解析したところ、どのようなことが分かってきたのだろうか。
キャンプFESTAの当日はアウトドアのグッズを販売したり、体験イベントをしたり。さまざまなデータを分析していく中で、気になった数字が浮かんできた。モールの3階には、アウトドアグッズを販売しているショップが店を構えていて、イベントに参加した人たちの動きが違っていたのである。
数字を分析してみると、イベントに参加しなかった人で3階に行った人は32.9%、そのうちアウトドアのショップを訪れたのは11.7%という結果が出た。一方、イベントに参加した人たちはどうだったのか。参加者の42.9%は3階に行って、そのうち88.8%はショップを訪れていることが分かってきたのである。
イベント参加者の4割近くは、アウトドアグッズを販売している店に足を運んでいることから、関連するイベントを実施することでテナントへの誘導効果があることが証明された。この結果を受けて、住友不動産商業マネジメントの坂巻裕太さんは「これまでなんとなくの印象しかなかったのですが、イベントを実施することで、特定店舗への集客効果があることが分かってきました。今後、さまざまなイベントを実施して、相乗効果を図っていきたいですね」と話した。
「サクマ式ドロップス」製造元が廃業に追い込まれた、これだけの理由
「マルチ商法の優等生」アムウェイは、なぜこのタイミングで“お灸”を据えられたのか
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
「田園都市線」は多くの人が嫌っているのに、なぜ“ブランド力”を手にできたのか
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング