資格取得に向けた教育サービスを展開するTACは、「2023年 人気資格ランキング」を発表した。社会人に人気の資格1位は簿記検定試験だった。
1位の簿記検定試験では、会計知識の基本を学習。年間約40万人が受験し、社会的に高い信頼と評価を得ている。会計知識は「ビジネスの共通語」とも言われるように、どの業界のビジネスパーソンでも必要になるスキルを習得できるため、多くの企業が社員に対して簿記検定の資格取得を奨励するなど、社会人として持っておくべき必須の資格として人気が高い。
2位に選ばれたのは公認会計士。弁護士・医師と並ぶ三大国家資格で、「会計」に携わる資格の中でトップに位置する。仕事内容は、独占業務の「財務諸表監査」をはじめ、財務・経理、株式公開支援、会計コンサルティングなど多岐にわたる。
3位には社会保険労務士がランクイン。人事・労務管理・社会保険のエキスパートであり、労働社会保険諸法令に基づく申請書や帳簿書類などの作成、労務面から経営上の問題点の指摘や改善策の助言を行う。近年の働き方改革やコロナ禍で活躍の場が増え、人気が高まっている資格だ。
以下、4位は税理士、5位は宅建士(宅地建物取引士)、6位は中小企業診断士、7位は情報処理・パソコン、8位はFP(ファイナンシャルプランナー)、9位は行政書士、10位は建築士だった。
ランキングは2022年1月1日〜10月31日、資料請求数・デジタルパンフレットダウンロード数を集計し作成した。なお、公務員試験、教育採用試験は採用試験のためランキングから除外している。
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