日産自動車は1月13日、「NISSAN GT-R」2024年モデルを東京オートサロン2023で先行公開した。2007年のデビュー以来、改良を重ねている「R35型」の最新モデルだ。先行公開イベントに登壇したCOOのアシュワニ グプタ氏は、「史上最強の走りと乗り味を追求し、まさにR35型の集大成と言える」と自信を見せた。
同モデルは「人の感性に気持ち良く。それでいて速い。」「トータルバランスをもっと高い次元へ」をキーワードに開発した。NISMO・Standardの両グレードともにハンドリング性能を向上。加えて、フロントバンパーやリアバンパー、リアウィングなどデザインを大幅に見直したことで、車体を下に押さえつける力(ダウンフォース)など空力性能を強化した。これにより、しっかりとクルマを地面に接地させ走行することが可能となる。
NISMOは水平基調を軸としたフロントデザインに変更。フロントグリルの開口は前モデルより小さくしつつ入る風量は維持し、冷却性能をキープしながら空気抵抗を小さくした。また、サスペンションのチューニング、フロントメカニカルLSDを追加することでコーナリング性能も向上させたという。
ボディーカラーは専用カラー「ステルスグレー」など全5色を用意した。
内装では専用RECARO製カーボンバックバケットシートを刷新。カーボンフレームをむき出しにすることで、前モデルから質量を増やさず、シートの横剛性を50%高めた。また、乗る人を支える腰・背中・肩を最適にサポートするために、分割構造のパッドを採用している。
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