消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
楽天インサイトは20〜69歳の男女1000人を対象に、「美容に関する調査」を実施した。女性の方が購入金額が高かったのは「フェイスケア用品」で、「メイクアップ用品」「ヘアケア用品」は男性の方が高かった。
美容用品の1カ月あたりの平均購入金額を聞いたところ、「フェイスケア用品(髭剃りやシェービング用品を除く)」が3335円でトップとなり、「メイクアップ用品」3141円、「ヘアケア用品」2379円が続いた。
性別で比較すると「フェイスケア用品」の平均購入金額は女性が4136円、男性が2127円と、女性の方が約2000円高かった。
「メイクアップ用品」に関しては「購入する」と回答した男性は全体の約15%と少なかったが、平均購入金額は女性より600円高かった(男性:3650円、女性:3050円)。「ヘアケア用品」も同様に、男性が女性より約400円(男性:2625円、女性:2254円)高い結果となった。
「フェイスケア(髭剃りやシェービングを除く)」を行う理由を性別で比較した。女性では20代を除く全年代で「同性から良い印象を持たれたいから」が「異性から良い印象を持たれたいから」より高く、同性からの印象を重視する傾向がみられた。
男性では60代を除く全年代で、「異性から良い印象を持たれたいから」が「同性から良い印象を持たれたいから」より高く、異性からの印象が重視される結果となった。
「メイクアップ」を行う理由を女性の年代別にみると、20代は「自分に自信が持てるから」(38.2%)、30代は「自分の気分を上げられるから」(48.8%)、40代は「肌をきれいに見せたいから」(49.5%)が最も多く、年代ごとに違いがみられた。
調査は全国の20〜69歳男女1000人を対象に、2022年10月26〜27日にインターネットで実施した。
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