「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
格安航空会社(LCC)の「Peach」(ピーチ)を運営するPeach Aviationが提供するカプセルトイ自販機「旅くじ」をご存じだろうか? 1回5000円でくじを引き、カプセルを開けるまで“行先は分からない”。
旅くじは、航空券の行き先を選べない点が最大の特徴。各カプセルの中には、「指定された行き先」「旅のミッション」「Peachの航空券(行き先限定)が購入できるピーチポイント6000円分」「オリジナル缶バッジ」が入っている。ごくまれにピーチポイントが1万円分封入されていることもあるそうだ。
価格は1回5000円で、スマホ決済サービス「PayPay」のみ対応。
カプセルの中身は航空券ではなく、航空券購入に使えるポイント引換券だ。航空券購入時に差額が発生した場合は、不足分を新たにクレジットカードで支払う必要がある。Peachの運賃は変動するため、セールなどお得なタイミングを狙えば旅くじのピーチポイントのみで往復の航空券を購入できる可能性もある。
旅くじの目的地は設置場所によって異なる。2021年10月〜22年3月に東京・渋谷に設置していた旅くじは、成田空港発着の国内路線が対象だった。現在設置している大阪の旅くじでは、関西空港発着の国内13路線が対象で、行き先は「女満別」「釧路」「札幌(新千歳)」「仙台」「新潟」「東京(成田)」「福岡」「長崎」「宮崎」「鹿児島」「奄美」「沖縄(那覇)」「石垣」の13カ所。
21年8月に大阪に設置して以降、東京、名古屋、福岡など計7カ所で販売してきた。現在販売中なのは、大阪の「心斎橋PARCO」と沖縄の「サンエー 浦添西海岸パルコシティ」の2カ所となっている。
「行き先が分からない旅」ができるのは、時間的に余裕がある若年層が多いのだろうか? 実際の利用状況についてPeach Aviationに話を聞いた。
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