コンサルタントの稼働ありきで、労働集約型の収益体系に新たな収益モデルを付加して事業拡大する方向性として候補に挙がるテーマが、次の図にある4テーマです。プラットフォーム事業は未開拓領域ではありますが、今後ブロックチェーン技術の活用含め新たなモデルが生まれることが予想されます。
成長著しいコンサル業界ですが、その反面、次のような問題を抱えています。これらは中長期の時間軸でじわりじわりとコンサル会社の経営を脆弱にしかねない由々しき問題です。
このようなリスクを抱える中で、どれほどの拡大戦略を取っていくのか。その定量目標や事業ドメインの選定には大変慎重な判断を要されるところです。
日本の重要な産業の支援をしているコンサル会社の役割は大きいです。提言力・サポート力が、日本市場にプラスにもマイナスにも影響を与えます。顧客視点が重要であると提言しているコンサル会社自体が、顧客視点を見失っては本末転倒です。
学生の人気業種となり華々しくも見えるコンサル業界ですが、「高いビジネススキルを有して顧客の成果に貢献する」ことが普遍的ミッションであるはずです。顧客を良い方向に導く提言・提案をするには相当なる鍛錬が要され、入社すればコンサルタントになれるというほど簡単なものではありません。
人手として作業的代替をすることがコンサル会社の潮流となっては大変危険なことです。業界の成長とともに、その品質も同時に成長していかなくてはなりません。そのために今、筆者含めコンサル業界に長く関わる人達の在り方が問われているように思い今回の記事としました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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