転職活動のストレス 3位「必要な資格やスキルの不足」、2位「時間がかかる」、1位は?

» 2023年01月31日 07時00分 公開

 転職支援サービスを展開するヒュープロ(東京都渋谷区)は、全国の成人男女556人を対象に、「転職に関する実態調査」を実施した。転職活動でストレスを感じることを聞いたところ、1位は「履歴書などの応募書類作成」(352人)だった。

photo ヒュープロは、全国の10〜60代の成人男女を対象に「転職に関する実態調査」を実施した(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)
photo 転職活動でストレスを感じることは?(出所:プレスリリース、以下同)

 2位は「転職が決まるまでに時間がかかる」(309人)、3位は「必要な資格やスキルの不足」(246人)、4位は「退職理由の説明」(221人)、5位は「不採用通知を受け取ること」(189人)だった。

 実際の経験談としては、「書類選考で落ちることが多くストレスだった。書類選考の基準が何なのかわからないまま、自分のモチベーションが下がらないように調整した」(40代女性、金融業・保険業)、「転職での一番のストレスは合否の連絡がないこと。こちらとしては少しでも結果を早く知りたい」(50代女性、卸売業・小売・飲食業)、「基本的に面談が行われるのが平日の午前から夕方ということ。 あまりに頻繁に有給を使っていると社内の人間からも怪しまれてしまうことがストレス」(30代男性、卸売業・小売・飲食業)などの声が聞かれた。

 ヒュープロは、「履歴書や職務経歴書の作成にも時間がかかるうえ、書類選考や面接を突破できず結果的に想定以上の時間がかかることで、転職活動が長期化しストレスとして大きな影響をあたえている実態が浮き彫りになった」とコメントした。

転職活動について考える休暇は?

 1年を通して転職活動について最も考える長期休暇で最も多かったのは「正月休み」(36.5%)、次いで「ゴールデンウィーク」(10.6%)、「お盆休み」(8.1%)だった。

photo 転職活動について考える休暇は?

 その理由としては「今年はどんな年にしたいか考えるタイミングが多いので、自然と頭に転職が浮かんでくる」(30代女性、不動産業)や「仕事に区切りをつけやすいタイミングで年度末の3月まで残り3カ月という時期的な要素もある」(40代男性、情報サービス業)などの声が挙がった。

 調査は、全国の10〜60代の成人男女を対象にインターネットで行った。期間は22年12月19〜21日、有効回答数は556人。

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