記者が取材を実施したのはオープンから10日経過したタイミングだったが、ビジネスパーソンの利用が多いようだ。オープン当初、ホテルの仕組みが分からず戸惑う人もいるかもしれないと考えた武内氏は、チェックイン機の前で利用客に声掛けをしたところ、「あ、いいです」とそっけない対応を何度かされたという。「無人ホテルとして認識しており、時間を効率的に使いたいというお客さまが多いようです」(武内氏)。
ホテルB4Tは効率的な運営形態と、30室程度でも出店を検討できるフォーマットになっている。そのため、今後は、首都圏の中間駅、地方都市、狭小な立地などにも出店エリアを広げていく予定だとしている。具体的には、JR赤羽駅から徒歩1分の「ホテルB4T赤羽」(東京都北区、客室数46室)や、JR田端駅から徒歩2分の「ホテルB4T田端」(東京都北区、客室数99室)などの出店を予定している。
自動チェックイン機を導入するなどして、運営を省力化する動きはホテル業界全体で広がっている。ホテルB4Tの取り組みは利用者の支持を得られるか。
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