Zホールディングスは1月27日、「『リスキリング』の潮流と事例」に関する説明会を実施した。同社では企業内大学「Zアカデミア」を運用しており、学長である伊藤羊一氏がその取り組み内容を解説した。本記事ではその解説内容を要約して紹介する。
ZアカデミアはZホールディングス人事統括部が運営する企業内大学で、大きく分けて2クラスを展開している。具体的には、管理職向けのクラスと、グループ全社員を対象にしたクラスだ。前身となるのは「Yahoo!アカデミア」で、2020年4月以降にはZアカデミアとしてコンテンツと参加者を拡大している。ちなみに、ヤフーで新しく執行役員になる人はほとんどがZアカデミア出身者だ。
1年間で約200講座が開催されており、著作活動や講演会などを行うメンバーを含む専門スキルを持つ社員が講師の8割を占めている。講師になる社員のための認定制度もつくっている。参加実績はのべ2万6000人だ(21年度実績)。
Zアカデミアのミッションは、グループ社員の才能と情熱を解き放つことであり、「グループ社員の基礎力向上」「シナジーの礎」「イノベーションを起こすためのベースキャンプ」を目指している。
具体的には、AI人材育成プログラムなどを用意している。特に、スキルが身に付く講座や、サステナビリティに関する知識を得られる講座が人気になっている。ウェルビーングに関するプログラムなど、幅広いラインアップをそろえている。
学習のみで終わらないようにしているのも特徴だ。参加者同士で交流したり、何かしらの情報や成果を発信したりするプラットフォームであろうとしている。
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