無印良品の店内にある「一坪開業スペース」ってなに？ 群馬の商店街に新店オープン：狙いは？

[ITmedia]

　無印良品を展開する良品計画は2月10日、群馬県前橋市に「無印良品 前橋中央通り商店街」をオープンした。商品の販売だけでなく、商店街への出店を検討する生産者や事業主を対象にした「一坪開業」のスペースを設け、まちなか活性化の支援にも取り組む。

良品計画は「無印良品 前橋中央通り商店街」をオープンした（画像：以下、プレスリリースより）

　同社は2021年9月に群馬事業部を設置し、22年4月には「無印良品 前橋朝日町」をオープンした。23年1月には前橋市と、中心市街地のまちなかの魅力向上やにぎわいの創出を目指した「まちなかの活性化に関する連携協定」を締結するなど、県内の地域課題の解決や経済活性化に向けた取り組みを続けてきた。

　前橋市内3店舗目となる「無印良品 前橋中央通り商店街」では、周辺住民の「日用品を取り扱う店舗がない」という意見を受け、日常生活に役立ち、かつ環境にも優しい日用品・消耗品を中心とした商品を展開する。同社の商品だけでなく、県内で活躍する生産者や加工会社の商品約70品目も取り扱い、地元商品の認知向上、地産地消の拡大につなげていく。

店舗概要

　一坪開業スペースは、将来商店街に店を構える地域のスタートアップを支援するスペースとして運営する。

　同社は今後も地域に密着した商品展開や活性化の取り組みを行い、地域の方々の暮らしに役立つ店舗展開を目指すとしている。