豊洲市場の場外エリアに、温泉・商業施設「千客万来施設」開業 2024年2月に地域の街づくりや活性化につなげる

» 2023年02月10日 10時39分 公開
[ITmedia]

 全国に総合温浴施設を展開する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は2月9日、豊洲市場の場外エリアに「千客万来施設(仮称)」を2024年2月1日に開業すると発表した。豊洲市場本体の施設と連携し、地域の街づくりや活性化につなげていく。

万葉倶楽部は豊洲市場の場外エリアに「千客万来施設」を開業する(画像:以下、プレスリリースより)

 豊洲市場に隣接する千客万来施設は、商業棟「豊洲場外江戸前市場(仮称)」と温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部(仮称)」から成る。

 商業棟では、築地の伝統を引き継いで、豊洲ならではの新鮮な食材などを生かした飲食・物販店舗を展開する。加えて、御影石や淡路島の「いぶし瓦」などの伝統的な建築素材や、多摩産材などを採用した木造建築により、江戸の古い街並みを再現したオープンモールとして展開する。

江戸の古い街並みを再現

 温泉棟には、湯処(露天風呂・サウナ)、岩盤浴、エステ・マッサージなどを用意し、1日ゆっくりと滞在できるくつろぎの空間を提供する。屋上には、豊洲を一望できる展望足湯庭園を2カ所設置するとしている。

1日ゆっくり滞在できるくつろぎの空間を提供する

 同社は千客万来施設について、「豊洲エリアは現在臨海副都心の一翼を担っており、新たなファミリー層の流入が今も続いています。観光地としても、お台場や有明を含めた臨海副都心には商業施設・観光拠点が数多く存在しており、来訪者にとって豊洲は居住と観光、両方の側面で魅力的なエリアとなっています。当施設は、築地特有の貴重な財産であるにぎわいを継承・発展させるとともに、市場本体施設と連携し、豊洲ならではの活気やにぎわいを生み出すことで、豊洲市場の魅力を高めつつ、地域のまちづくりや活性化につなげていきます」とコメントしている。

施設概要

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