消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「リクルート進学総研」(運営:リクルート)は文部科学省「学校基本調査」を基に、全国の18歳人口や進学率、残留率の推移を経年でまとめている。今回は2022年12月21日に公表された「令和4年度学校基本調査(確定値)」を基に分析した「マーケットリポート 2022」を発表。最も大学進学率が低い都道府県は「鹿児島」だった。
まず、大学進学率が高い都道府県をみると、1位は「東京」(69.8%)、2位は「京都」(67.2%)、「神奈川」(63.2%)だった。
一方、大学進学率が低い都道府県の1位は「鹿児島」(36.1%)、2位は「山口」(39.9%)、3位は「宮崎」(40.4%)という結果に。
次いで、総合(大学、短大、専門学校の計)の進学率が高い都道府県を調べると、1位は「京都」(84.2%)、2位は「神奈川」(82.5%)、3位は「東京」(82.3%)だった。
一方、総合の進学率が低い都道府県の1位は「山口」(61.9%)、2位は「宮崎」(62.7%)、3位は「佐賀」(63.0%)となった。
大学進学者の地元残留率ランキングをみると、1位は「北海道」、2位は「東海」、3位は「南関東」だった。なお残留率とは、自県内(地元)の大学入学者数(浪人を含む)のうち、自県内(地元)の高校出身の入学者数の割合を示す。
最後に13年の指数を100とし、過去10年間(13〜22年)の地元残留上昇率を見た。結果は1位「北陸」(111.0)、2位「甲信越」(107.6)、3位「東北」(106.8)となっていた。
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