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950万食達成のアパ社長カレー アパホテル元谷専務に聞く「串カツ田中」コラボの狙いブランドアップ戦略(1/3 ページ)

» 2023年02月23日 11時31分 公開
[乃木章ITmedia]

 一部店舗を除く全国の「串カツ田中」は、アパホテルが販売する『アパ社長カレー』とのコラボメニューを2月28日まで展開している。アパ社長カレー&串カツセット 880円(串カツ:チーズ、串カツ豚、イカ、レンコン、玉ネギ)、アパ社長カレーかすうどん 850円、アパ社長カレーソース単品 150円の3品目を提供し、コラボ記念として賞品が当たるSNSキャンペーンも実施中だ。

photo アパ社長カレー&串カツセット
photo アパ社長カレーかすうどん

 串カツ田中ホールディングスの坂本壽男社長は、「コロナ禍の中で値下げキャンペーンが多かったため、物価の上昇もあって付加価値のあるキャンペーンを打ち出したかった。そんな中、アパホテルさんからコラボ企画を提案していただき実現した」と説明する。

photo 串カツ田中ホールディングスの坂本壽男社長

 アパ社長カレーは、金沢カレーをベースにしたオリジナルのスパイスの風味と、牛肉と野菜を煮込んで引き出された自然の甘みが特徴。帽子を被ったアパホテル・元谷芙美子社長の顔がパッケージとインパクト抜群で、2011年の発売以来、950万食を記録している。「アパ社長カレー」を開発し、今回のコラボを企画・プロデュースし元谷社長の次男・元谷拓代専務は「カレーと串カツが合わないはずがない」と太鼓判を押す。

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 実際に試食したところ、アパ社長カレーかすうどんは、上品なコクと濃厚な味わいがあり、うどんとの相性が良かった。アパ社長カレーソースも、今までありそうでなかったカレーのうま味が溶け込んでいる。「串カツ田中に限らず、これまで多くのコラボをしてきたアパ社長カレーこそ、当社の“営業部長”です」と語る元谷専務に、コラボの狙いを聞いた。

photo 元谷拓(もとや・たく)アパホテル専務、アパ社長カレープロデューサー。1975年石川県小松市生まれ。県立金沢二水高校卒、中央大学経済学部卒。大学1年時に当時最年少で宅地建物取引士に合格。北陸銀行にて3年間勤務後、アパグループに取締役として入社。常務取締役後、アパホテル専務に就任。リポビタンD300万本、ベビースターラーメン柿の種3種ミックス100万食配布など、各企業と400事例超のサンプリングやコラボレーションを実現。ポカリスエットプール(東京ベイ幕張)、キリンレモンプール(横浜ベイタワー)、味ぽんプール(新潟駅前大通)のネーミングライツに従事。累計950万食達成したアパ社長カレーをプロデュース
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