星野リゾートは3月20日、同社初となるエアポートホテル「OMO関西空港 by 星野リゾート(以下、OMO関西空港)」をオープンする。「ただ滞在する場所」としてだけでなく、滞在自体を楽しめるような工夫を施したホテルとして訴求する。
同社が実施した「エアポートホテル」に関する調査によると、空港近辺のホテルを選択するのは「価格・アクセス・清潔さ」の優先度が高く、滞在者の大半が「寝るためだけの場所」と捉えていた。一方、意外と滞在時間が長いということも調査から分かった。
同社は滞在時間の長さに着目し、楽しく過ごせるような工夫を施したホテルとして訴求する。
仕事をしたり、旅の計画を立てたりできるフリースペース「OMO ベース」を1、2階にそれぞれ設けた。駅から通路でつながる2階のOMOベースは、飛行機のエンジンをモチーフにした照明を設置し、旅の始まりを感じられるようにした。フロント機能を備え、スムーズにチェックインできるようにしたのに加え、関西国際空港のフライト情報もモニターに掲示し、利便性を高めた。
1階のOMO ベースには、飛行機の窓や座席をイメージした内装を採用した。待ち時間に利用したり、コンセント付きのテーブルで落ち着いて作業したりできるようにした。
客室は80タイプの全700室を用意。ひとり旅やビジネスでも気軽にゆったりと宿泊できるクイーンルームや、家族でも快適に泊まれる和洋室、愛犬と快適に宿泊できるドッグフレンドリールームなど、旅の目的や同行者に合わせて選べるようにした。
大浴場には内湯と半露天風呂を備えた。内湯には電気風呂や炭酸風呂のほか、ドライサウナと水深1メートルの水風呂、外気浴スペースを設けた。営業時間は午後3時〜午前1時。滞在者のみの利用とした。
旅の楽しみの一つでもある食事も提供する。関西国際空港が見渡せる開放感のある空間を用意し、夕食ではお好み焼きや串カツ、どて焼きなど大阪の名物料理を提供する。朝食はビュッフェスタイルを採用し、テークアウトもできるようにした。
立地は関西空港駅から一駅の「りんくうタウン駅」より徒歩1分。エアポートホテルとしての機能性はもちろん、旅行に行く前も帰ってきてからも滞在して楽しい時間を提供する。
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