転職を反対された理由 2位「年収が下がる」、1位は？：2300人に聞いた

[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

　35歳以上の「ミドル世代」の3割が、転職を家族に反対された経験がある――。そんな結果が、人材大手エン・ジャパンの調査で分かった。反対された理由のトップは「転職自体がよくない印象がある」となった。

エン・ジャパンは35歳以上の転職に関する調査を実施した(提供：ゲッティイメージズ）

　調査は、同社が運営する転職サイト「ミドルの転職」において、35歳以上の利用者を対象に実施し、2342人から回答を得た。

転職を反対された経験は？

　家族に転職を反対された経験について、33％が「ある」と回答した。2018年に実施した同じ調査では46％で、13ポイント減少した。

　家族の反対を理由に内定を辞退したことがある人は、18年調査と同様、51％で半数に上った。転職を反対されて取った自身の行動については、61％が「後悔していない」と回答し最多。「後悔している」は17％だった。

これまでご家族に転職を反対された経験はありますか？（プレスリリースより、以下同）

反対されたことを理由に内定を辞退したことはありますか？

転職を反対された理由は？

　転職に反対した人物は、「妻」との回答が66％で最多。「親」が26％と続いた。また、反対された理由を聞くと、上位は「転職自体に良くない印象がある」（44％）、「年収が下がる」（39％）、「大手企業勤務などの肩書きがなくなる」（21％）――となった。

転職を反対された理由（複数回答）

　調査は転職サイト「ミドルの転職」を利用する35歳以上の利用者2342人を対象に、1月10日〜3月9日にインターネットで実施した。