レクサス初のEV専用モデル「RZ」発売 特徴は?2035年までに全てEVに

» 2023年03月30日 16時45分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は3月30日、高級ブランド「レクサス」で初となる電気自動車(EV)専用モデル「RZ」を発表し、同日発売した。航続距離は494キロメートル。初回限定500台は特別仕様車で価格は940万円。

レクサスブランド初の電気自動車(EV)モデルの新型「RZ」が発売された(プレスリリースより、以下同)

 RZはスポーツ用多目的車(SUV)。同社は主な特徴として(1)電動化技術を活用した人の感性に寄り添うレクサスならではの乗り味の進化、(2)機能的本質やパフォーマンスに根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン、(3)移動体験を豊かにする先進安全技術とおもてなし機能――の3点を挙げる。

乗り味の進化や独自性あるデザインを追求している

 四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用し、人と車がより一体となった気持ちの良い走行体験を提供する。車内デザインは、SDGsやサステナブルな観点から、素材や装飾を過度にせず、機能面を追求したシンプルな設えにしている。天井部分をガラス張りにしたパノラマルーフが開放的な空間を生み出し、空調の協調制御による暖房システムで、快適な車内空間を実現する。

人と車がより一体となった気持ちの良い走行体験を提供する

 新型RZの発売に合わせ、新たに所有者向けサービス「LEXUS Electrified Program」も開始する。全国183店舖のレクサス販売店に急速充電器を設置。全国の商業施設にも直営の「レクサス充電ステーション」を30年までに100カ所を目標に設置する。

レクサス充電ステーション(イメージ)

 レクサスブランドからは2005年に初のハイブリッド車(HV)「RX400h」が発売。19年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づきレクサス初のプラグインハイブリッド車(PHV)「NX450h+」などを展開している。トヨタは35年に全てのレクサスをEVにする方針を掲げている。

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